
「勤怠管理をエクセルで自動化できるの?」「関数とマクロはどちらを使えばよい?」と疑問に感じていませんか。
結論からいうと、エクセルでは関数やマクロを活用することで、勤務時間や残業時間の計算、勤怠データの集計などを自動化できます。ただし、関数だけでは対応しにくい業務もあり、従業員数や管理項目が増えるほど運用が複雑になりやすいため注意が必要です。
本記事では、Excel/VBA専門特化で約20年・納入実績219件のセルネッツが、エクセルで勤怠管理を自動化する方法や関数でできること・できないこと、マクロを活用するメリット、実際の活用事例までわかりやすく解説します。
勤怠管理の集計作業を効率化したい方や、自社に合った管理方法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
毎日のExcel作業に、こんなお悩みはありませんか?
- 手作業の集計・転記に膨大な時間がかかっている
- 入力ミスや属人化で、共有・引き継ぎが難しい
- 業務は効率化したいが、高額なシステム投資はできない
そのお悩み、ExcelマクロとVBAによるシステム開発で解決できます。Excel専門のシステム開発会社『セルネッツ』なら、在庫管理・顧客管理・見積/請求管理など豊富な開発実績をもとに、低価格・スピード対応で業務の自動化を実現。普段お使いのExcelがそのままシステムになるため、導入したその日から効果を実感いただけます。
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勤怠管理はエクセルでできる?メリット・デメリットと「マクロで自動化」という選択肢
結論からいうと、従業員50名程度までの企業であれば、エクセルによる勤怠管理は十分に実用的です。
ただし、業務負担を左右するのは「エクセルを使うかどうか」ではなく、「どこまで手作業で運用するか」です。勤務時間の集計や転記、シフト作成などを人の手で行うほど、ミスや属人化、作業時間の増加といった課題が発生しやすくなります。
そのため、エクセルで勤怠管理を続ける場合でも、自社の規模や運用方法に応じて適切な自動化を取り入れることが重要です。
以下では、エクセル勤怠管理のメリット・デメリットや、管理を自動化するための選択肢について、詳しく解説します。
エクセル勤怠管理のメリット・デメリット
エクセル勤怠管理のメリットは、次の3点です。
- 追加費用がかからない:ほとんどのPCに導入済みで、月額費用ゼロで始められる
- 自社ルールに合わせられる:15分単位の丸めや特殊な勤務形態にも柔軟に対応できる
- 誰でも操作に慣れている:新システムのような教育コストが不要
一方で、次のようなデメリットもあります。
- 入力・集計ミスが起きやすい:手作業のコピペや転記はヒューマンエラーの温床
- 属人化しやすい:複雑な関数を組んだ担当者が異動すると、誰も直せなくなる
- 人数が増えると破綻する:従業員20〜30名を超えると、毎月数十ファイルの回収・集計が大きな負担になる
このように、エクセルの課題の多くは「エクセルだから」ではなく、「手作業が多い運用だから」発生しています。
手作業を減らすなら「マクロ(VBA)で自動化」という選択肢もある
エクセルやシステムによる勤怠管理の効率化には、大きく以下3つの方法があります。
| 方法 | 概要 | 向いているケース |
| 関数で改善 | IF関数やSUM関数などで勤務時間を自動計算する | 従業員10名以下・勤務形態がシンプル |
| マクロ(VBA)で自動化 | 集計・転記・シフト作成などを自動化する | 従業員10〜50名・独自ルールが多い |
| 勤怠管理システムへ移行 | クラウド型システムを導入する | 従業員50名超・複数拠点や多様な雇用形態を管理する |
多くの記事では「関数を使う方法」と「勤怠管理システムへの移行」が中心に紹介されています。
しかし実務では、その中間にある「エクセルをそのまま活用し、マクロ(VBA)で自動化する」という方法が、コストを抑えながら大幅な業務効率化を実現できるケースも少なくありません。
実際に弊社でも、勤怠管理やシフト作成、集計業務の自動化を数多く支援しており、数時間かかっていた作業を数分まで短縮した事例があります。
すでにエクセルで勤怠管理を行っているものの、従業員の増加などの理由で限界を感じている場合は、ぜひセルネッツへご相談ください。
ていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
勤怠管理表のエクセルでの作り方と自動計算の関数
エクセルで勤怠管理を始めるなら、まず「法的に必要な項目」と「自動計算の関数」を押さえましょう。
勤怠管理表に必要な項目(法的要件)
勤怠管理表は、単なる出欠メモではなく、法律上の記録義務を果たす帳簿です。
厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、使用者が労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、記録することを求めています。
そのため、勤怠管理表には最低限、以下の項目を設けましょう。
- 氏名・日付・曜日
- 始業時刻・終業時刻・休憩時間
- 実働時間・時間外労働時間・深夜労働時間(22時〜翌5時)
- 休日労働の有無・休暇の種別
「1日8時間勤務」のような合計だけの記録では不十分です。始業・終業の時刻を明記し、通常・時間外・深夜の区別がつく形式にしてください。
実働時間・残業時間を自動計算する基本関数
勤怠管理表の心臓部が、時間計算の関数です。代表的な式を3つ紹介します。
【実働時間の計算式】
=終業時刻-始業時刻-休憩時間
セルの表示形式は「h:mm」に設定します。日をまたぐ勤務がある場合は、=MOD(終業-始業,1)とすればマイナスエラーを防げます。
【残業時間の計算式(1日8時間超)】
=IF(実働時間>”8:00″*1,実働時間-“8:00″,””)
関数式の中で時刻を扱うときは、”8:00″のようにダブルクォーテーションで囲む点に注意してください。
【15分単位で切り捨てる丸め処理の計算式】
=FLOOR(実働時間,”0:15″)
なお、残業代計算での一律切り捨ては、労働基準法上問題となる場合があります。丸め処理は自社の就業規則と法令を確認したうえで設定してください。
無料テンプレートの入手先と選び方
勤怠管理表をゼロから作る時間がない場合は、無料テンプレートの活用もおすすめです。Microsoft公式テンプレートをはじめ、インターネット上では自動計算機能付きの勤怠管理表が多数公開されています。
選ぶ際のポイントは次の3つです。
- 自社の勤務形態(固定時間制・シフト制・フレックス)に対応しているか
- 残業・深夜の区分計算ができるか
- 信頼できる提供元か(マクロ付きファイルはウイルスチェック必須)
ただし、テンプレートはあくまで汎用品です。「複数店舗のシフトをまとめたい」「自社の手当ルールで計算したい」といった要望には対応できません。
自社ルールに完全に合わせるには、以下で解説するカスタマイズや自動化が必要になります。
有給休暇管理表もエクセルで作れる【年5日取得義務に対応】
エクセルでは勤怠管理表とあわせて有給休暇管理表の作成も可能です。以下では、有給休暇管理表の作り方と、有給付与日数・残日数の計算方法について解説します。
有給休暇管理表に必要な項目と作り方
2019年4月の法改正により、年10日以上の有給休暇が付与される労働者には、年5日を確実に取得させることが義務になりました。
あわせて、基準日・取得日・取得日数を記録する「年次有給休暇管理簿」の作成と保存も義務付けられています。
そのため、有給休暇管理表には最低限、以下の項目が必要です。
- 基準日(付与日)
- 付与日数・繰越日数
- 取得日(時季)・取得日数
- 残日数・年5日取得の達成状況
エクセルで管理する場合は、従業員ごとに取得日を記録し、SUM関数などを利用して取得日数や残日数を自動計算する方法が一般的です。
参考:厚生労働省「年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説」
付与日数・残日数を自動計算する仕組み
有給休暇の管理が難しい理由は、従業員ごとに基準日が異なるためです。
一般的に有給は、入社から6か月経過後に10日付与され、その後は勤続年数に応じて付与日数が増えていきます。そのため、従業員ごとに異なる付与日や残日数を管理しなければなりません。
付与日数の判定だけであれば、DATEDIF関数やVLOOKUP関数(またはXLOOKUP関数)を組み合わせることで自動化できます。
しかし、実務では次のような処理まで必要になるケースが少なくありません。
- 基準日を迎えた従業員への有給休暇の自動付与・繰越処理
- 年5日の取得義務を満たしていない従業員の自動抽出
- 時効(2年間)によって失効する有給休暇の自動計算
ここまで対応しようとすると、関数だけでは数式が複雑になり、修正やメンテナンスも難しくなります。
このような業務では、マクロ(VBA)による自動化が効果的です。基準日の判定や付与処理、取得状況のチェックまで自動化できるため、担当者の確認作業を大幅に削減できます。
実際にセルネッツでも、有給休暇管理の自動化はご相談の多いテーマの一つです。毎月の確認作業や更新作業をほぼ自動化できるため、管理負担の軽減につながった事例も数多くあります。
エクセル自動化とシステム移行、どちらを選ぶべきか
「マクロで自動化するか、勤怠管理システムに移行するか」は、多くの企業が迷うポイントです。
ここでは、エクセル自動化とシステム移行を比較し、「エクセルのまま自動化」が向いている会社の特徴を紹介します。
エクセル自動化とシステム移行の比較表
エクセル自動化とシステム移行の違いを整理すると、次のとおりです。
| 判断軸 | エクセル+マクロ自動化 | 勤怠管理システム |
|---|---|---|
| 費用 | 開発費のみ(月額なし) | 1人あたり月額数百円が継続発生 |
| 自社ルール対応 | 完全カスタマイズ可能 | システム仕様に業務を合わせる |
| 導入スピード | 数週間程度 | 選定・設定・教育で数ヶ月かかることも |
| 法改正対応 | 自社(または開発元)で修正が必要 | ベンダーが自動アップデート |
| 打刻の客観性 | 自己申告ベースになりやすい | ICカード・生体認証などに対応 |
| 適した規模 | 〜50名程度 | 50名超・多拠点・多様な雇用形態 |
エクセルは自由度が高く、自社の業務フローに合わせて柔軟にカスタマイズできる点が大きなメリットです。一方、勤怠管理システムは打刻機能や法改正への対応などが充実しており、大規模な運用に向いています。
「エクセルのまま自動化」が向いている会社の特徴
次のような企業であれば、勤怠管理システムへ移行するよりも、エクセルをマクロ(VBA)で自動化したほうが費用対効果が高い可能性があります。
- 従業員数が10〜50名程度である
- 月額料金が発生するシステムはできるだけ導入したくない
- 独自の勤務ルールや手当計算があり、柔軟にカスタマイズしたい
- 現在のエクセル運用が定着しており、現場の入力方法を変えたくない
- 勤怠管理だけでなく、シフト作成や給与計算用データの出力まで自動化したい
反対に、従業員数が50名を大きく超える企業や、複数拠点での運用、ICカードやスマートフォンによる打刻管理を導入したい企業であれば、勤怠管理システムのほうが適しています。
自社がどちらに当てはまるか迷う場合は、ぜひセルネッツへご相談ください。運用状況や社員数などに応じて最適な解決策をご提案させていただきます。
まとめ|勤怠管理のエクセル自動化はプロへの相談が近道
最後に、本記事のポイントを振り返ります。
- エクセルによる勤怠管理は、従業員50名程度までであれば十分実用的
- 課題の多くはエクセル自体ではなく、手作業が多い運用にある
- 関数を使えば実働時間や残業時間の計算は自動化できる
- 有給休暇管理やシフト作成、データ転記などは、マクロ(VBA)を活用することで大幅に効率化できる
- 従業員数が50名を超える企業や複数拠点で運用する場合は勤怠管理システム、それ以外で独自ルールが多い場合はエクセルの自動化が有力な選択肢
毎月の勤怠集計や有給管理、シフト作成などに多くの時間を費やしている場合は、業務を自動化することで作業時間や入力ミスを大幅に削減できる可能性があります。
セルネッツでは、Excel/VBAに特化した開発会社として、現在お使いのエクセルを活かした勤怠管理・シフト管理の自動化をご支援しています。
「自社の業務はどこまで自動化できるのか知りたい」「システムを導入せずに効率化したい」という方は、お気軽にご相談ください。現状の運用をもとに、最適な自動化方法をご提案します。
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電話:03-5941-9130(平日9:00〜18:00、代表の竹本が直接対応します)

